肥満と運動量にはどのような関係があるのでしょうか?
その答えは現代人の運動量と発展途上時代人(戦後頃)の運動量と食生活に関係があります!
目次
1.肥満の推移
2.現代と過去の運動量
3.まとめ
4.肥満対策
1.肥満の推移
実は日本の肥満人口は年々増加しており、肥満人口の増加には成人だけではなく子供達の肥満も増えてきています。
まず、厚生労働省・文部省から割り出したグラフを見てください。
上記グラフは過去から現代までの肥満児童の増加推移と糖尿病患者・自動車保有台数比較推移となっています。
糖尿病と肥満は関係あるの?と思いますよね。実はあるんです。
簡単にご説明いたしますと、人間は太れる限界値を過ぎると糖尿病となってしまいます。肥満による糖尿病を2型糖尿病と言います。グラフから読みますと自動車の保有台数の増加と糖尿病患者の増加が綺麗に比例している事が解ります。
つまり自動車の普及→便利な世の中=運動量の低下となる訳です。
肥満児童のグラフについても恐らくは運動量の低下が肥満児の増加を生み出していると考えられます。
では発展途上国時代の日本と現代社会の日本を簡単に比べてみましょう!
2.現代と過去の運動量
現代人のお仕事といえばデスクワークの割合が増えています。
発展途上国時代のお仕事といえば国を作る街を作る等、すべてを自分の身体を使い働いていました。そう考えると現代と過去で運動量に差があるのは明白ですよね。
解りやすく書き出してみましょう。
◊現代人の一日
①起床(お米を含む朝食を食べる・パンを含む朝食を食べる)
②通勤(電車・車で通勤)
③勤務(デスクワークをこなし昼食を食べる)
③帰宅(電車・車で帰宅し夕食を食べる)
◊発展途上国時代の人の一日
①起床(お米含む朝食を食べる)
②通勤(徒歩で通勤)
③勤務(各種建設業をこなし夕食を食べる)
④帰宅(徒歩で帰宅し夕食を食べる)
ごらんの通り現代社会ではほとんど動いておらず、エネルギーを消費量が少なくなっているのです。
細かいことを言いますと昔はエスカレーターなんてなく、ほとんど階段でしたよね?現代人で階段を使う人ってあまりいないと思うんです。実際私も階段はほとんど使わないですし、思い返すと動いていないなと感じます。
ただ現代人でも職人さんや大工さん等体を動かす職業の方は太っていない人が多く、引き締まった体でカッコいいですよね。
つまり身体を動かす仕事の割合とデスクワークの割合を比べると現代ではデスクワーク業の割合が増加しているので肥満人口も右肩上がりに増加しているのだと考えています。
さらに言えば運動量が減れば筋肉の発達も少なくなり、筋肉の低下量も増えます。これは現代人の代謝が低い原因の一つかもしれません。
※代謝についてまた後日詳しく解説させていただきます。
これは子供たちにも言えるかもしれません。
現代の子供たちはメディアや技術の発達により、どんどんと新しい情報が、勝手に入ってくる状態です。その結果遊び方にも変化があり、カードゲームやゲーム機等、屋内で遊ぶ子供たちが増え運動量が減っているようです。
つまり屋外で遊ぶ子供の割合が減っているから上記グラフのように肥満児童が増加しているのでしょうね。
この現状を見て私も自分の子供をお外で遊ばせないといけないなと思いました!
これは結果論ですが便利な世の中になればなるほど、技術の進歩が進めば進むほど、運動量は低下していってしまうのです。
現代人(成人・子供)と発展途上国時代の(成人・子供)では全然運動量が違いました・・・
運動量は全く違うのに同じものが一つだけあります!
それは、食事です。
運動量が低下しているのに食事にあまり変化が無ければ、太っちゃいますよね。
なので食事も運動量とのバランスを見直さなければいけないかもしれません・・・そろそろまとめに入ります!
3.まとめ
現代人(成人・子供)と発展途上国時代の人(成人・子供)の運動量は全然違うのに食事の内容はほとんど変わらない(むしろより豊かになっている)ので年々肥満人口が増加しているということです。
えっ・・・じゃあ今の生活でこのままの食事じゃダメってこと・・・?
厳密にはダメでしょう。ですが安心してください。現代社会・技術の進歩は伊達じゃありませんよ!
現代流の食養生と健康体重の保ち方を科学的に解明し説明するのがこのHPを立ち上げた目的でもありますので、徐々にダイエットを科学的にお伝えさせていただきます!
そこで皆様に知っておいて欲しい事があります。それが以下に書いてある事です。
4.肥満対策(現代人が太らない為にすべき事)
まず私たちが太らない為、痩せる為に必要な事がいくつかあります。まず何故太ってしまったのか(肥満の原因)、人の身体はどのように脂肪を蓄えるのか(肥満のメカニズム)、人の身体が脂肪を燃やす仕組み(痩せるメカニズム)、その知識を踏まえた上でどのようにして痩せるか(正しいダイエット方法)をきちんと身に着けて無駄なく、効率良く、安全に痩せて下さい。
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